【体験レポ】無痛分娩を選択して大満足だった話
欧米では主流と言われ、日本国内でも徐々に市民権を得つつある無痛分娩(硬膜外麻酔法による分娩)ですが、まだまだ実施している産院が限られることもあり、情報不足を感じている方もいますよね。
そんな無痛分娩を考えている方に向けて、私の無痛分娩を体験をお伝えします。周りに無痛分娩経験者がいない方の参考になれば嬉しいです。
私が無痛分娩を選んだ理由
無痛分娩にはメリットもデメリットも様々ありますが、私が無痛分娩を選んだのには大きく2つの理由があります。
■無痛分娩のメリット・デメリットに関する過去記事はこちら■
1. お産に対する恐怖心を払拭して、ポジティブな気持ちで妊娠期間を過ごしたかった
赤ちゃんを授かったと知った時はとても嬉しく、幸せを感じていた一方、初産だった私は、世間で言われる「鼻からスイカ」のイメージもあり、出産に対して「怖い」という気持ちが拭えませんでした。
出産経験の友人の話を聞いても「出産直後はもう二度と産みたくないと思った(けれど、後々痛みを忘れていく)」「陣痛が辛すぎて、産まれた瞬間、痛みに耐え抜いた自分に感動して泣いた」と恐怖を煽るエピソードばかり・・・。
痛みには強い方だという自覚はあったのですが、それでも長時間に及ぶ陣痛や会陰裂傷・会陰切開に耐えられるか妊娠初期から不安でした。
幸い職場に無痛分娩での出産経験者がいたため話を聞いてみると、「お金はかかるけど、絶対無痛分娩が良いよ!」と強く勧められ、調べてみると里帰り先から比較的近くに無痛分娩を実施している産院もいくつか見つかりました。
私は、数ヶ月続く妊娠期間をより穏やかな気持ちで、「あなたな会うのが心の底から楽しみで待ち遠しいよ」とお腹の中の赤ちゃんに語りかけながら過ごしたいと思ったため、無痛分娩を選択。
実際に無痛分娩での出産を決断すると、出産に向けて気持ちが軽くなり、予定日がより一層楽しみになりました!
2. 信頼できる病院であれば、無痛分娩のリスクは最小限に抑えられると感じた
無痛分娩の最大のリスクは、麻酔チューブが本来入るべきである硬膜外腔ではなく、硬膜外腔内の血管内や硬膜外腔の奥にあるくも膜下腔に入ってしまう可能性があること。
というのも、硬膜外腔は非常に狭い空間のため、的確にチューブの挿入は簡単な処置ではないからです。
しかしながら、病院では複数の医師で確認・記録しあいながら、少量ずつ数回に渡って麻酔レベルの確認をしながら麻酔を投入していくことでリスクを軽減する処置がとられるため、大事に至ることは多くありません。
昔は、こういった処置が疎かにされたために発生してしまった無痛分娩の際の医療事故が生じていたそうですが、無痛分娩の実績を積み重ねている病院であればその心配もないと私は判断しました。
実際に、私の産院では無痛分娩の希望者は事前に説明会に参加し、無痛分娩に伴うリスクや病院の対応について詳しく説明を受けました。お産の際も、医師や助産師が麻酔投入時間や量を口頭で伝えあっていることが確認できたこともあり、安心して処置を受けることができました。
陣痛開始から麻酔投薬、分娩までの流れ(私個人の場合)
私の産院では、無痛分娩の場合も通常は計画分娩(誘発分娩)は行っていなかったため、出産は陣痛からのスタートでした。
気付いたら10分間隔の陣痛
夜5時頃、陣痛促進のために旦那さんと散歩をしていたら、たまに軽い腹痛を感じるが、「お腹が少し張っているかな?」程度だったため、散歩続行。
夜7時頃、強めの下痢のような痛みが定期的にくるが、少し耐えれば問題なく活動できる為、家族と団欒しながら食事を完食し、家事も行う。その後、時間を計るとほぼ10分間隔だったため、病院に電話し、シャワーを浴びて病院へ。
痛みが強くなる前に入院(子宮口1cm)
夜9時頃、変わらず強めの下痢程度の痛みが約8分間隔である。赤ちゃんも下がってきているため、そのまま入院することに。
耐えられる…、けれど耐えたくない痛みが到来(子宮口1cm)
深夜1時、それまでとは別格な身体が震えるほどの痛みを約6分間隔で感じる。
助産師さんから「辛くなったら麻酔を入れるので呼んで」と言われていたため、このタイミングでナースコール。
頑張って耐えようと思えば耐えられる痛みではあったが、「折角の無痛分娩!」と思い決断。
麻酔投薬により痛みから解放(子宮口1cm)
深夜3時、麻酔投薬完了。徐々に痛みが引いてくるが、ナースコールから麻酔投薬完了まで、LDRへの移動や着替え、点滴の処置等もあり1時間程度かかる。
その間は呼吸も絶え絶えに痛みに耐えながら「子宮口1cm(ただし、子宮口自体の柔らかさが出てきている)」と聞き、この痛みで1cm!と驚愕。
微弱陣痛により陣痛促進剤投入、一度麻酔が切れかける(子宮口4cm)
早朝5時、ウトウトしたり、時々寝たりしているうちに、陣痛が弱まったため、陣痛促進剤を投入。
その後、麻酔が切れ始め、痛みが戻り始めたため、麻酔を追加投入。
再度麻酔投入で爆睡からの分娩(子宮口全開)
午前10時半頃、追加で麻酔を入れてから3時間超爆睡。起きてみると子宮口が全開(+1cm)で分娩態勢へ!
言われたタイミングで力むこと3回、スカッとお腹が軽くなるような間隔と同時に可愛い産声が聴こえ、安堵しました。
無痛だと赤ちゃんへの愛情が形成されないなんて嘘!
もともと子供好きではない私ですが、産声を聴いた瞬間思わず「可愛い」と声が出てしまいました。
稀に「お腹を痛めて産まないと愛情や母性が形成されない」なんて言う人がいますが、実際に見た我が子は産まれたてでお猿さんのような外見でも世界一可愛かったです。
また、その後始めて母乳をあげた瞬間は、ゾゾゾッと「この子は私が守る!」という愛情が湧き上がるような不思議な感覚がありました。
無痛分娩だろうと、自然分娩だろうと、我が子と過ごした10ヶ月間は同じ。愛情や母性が湧かないわけありません。
次も絶対に無痛分娩で産みたい!
無痛分娩を体験してみて、お産中に眠れることなさ驚きました。
また、無痛分娩を選択した時には特に重視していなかったのですが、産後の回復が早いことで母子同室から退院後までの生活まで随分助けられました。
もし第二子を授ることがあれば、次も無痛分娩で産みたいと思います!
無痛分娩を体験して感じたメリット・デメリット
欧米では主流と言われている無痛分娩(硬膜外麻酔法による分娩)は、日本国内ではまだまだ実施医療機関が限られるものの増加傾向にあり、以前よりも身近になったように感じます。
一方で、無痛分娩の経験者の声には「全く痛くなかった」「和痛分娩だったから痛みはあった」「普通に痛かった」など様々で、まだイメージが沸きにくいのも事実。
これから出産に向けて無痛分娩を考えている方に向けて、私が無痛分娩を体験して感じたメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。
■無痛分娩の体験レポートはこちら■
無痛分娩のメリット
実際に無痛分娩を経験してメリットが大きいと感じたものから順にみていきます。
1. 痛みがなく(もしくは少なく)心身ともに母体への負担が少ない
最大のメリットはもちろん「痛みがない」ということ。
それだけで、「陣痛や分娩の痛みが怖い」という恐怖から解放され、「赤ちゃんとあえることはもちろん、お産そのものも楽しみ」というポジティブな姿勢で出産日を迎えることができます。
また、人によっては何十時間にもおよぶ陣痛ですが、長時間も痛みに耐えることによってかなりの体力が消耗されます。私の友人には、子宮口が全開になる頃には力尽きて力むことができず、吸引分娩になったという人もいます。
無痛分娩ではその痛みに耐える必要がない分、体力を出産後すぐにやってくる赤ちゃんのお世話のために温存できます。
実際、私も正午頃に出産しましたが、少しのお昼寝を挟んだ夕方にはすっかり体力も回復し、「母子同室いつでも来い!」くらいの勢い。
翌日からは夜間授乳で睡眠も途切れ途切れでしたが、入院中あまり負担には感じませんでした。
2. お腹の中の赤ちゃんにしっかりと酸素を届けることができる
陣痛への不安や痛みは母体の血管を収縮させるため、赤ちゃんへの酸素の供給を減少させて、赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性があります。
無痛分娩ではその影響がありません。
そのため妊娠高血圧症候群や呼吸循環器系の合併症がある妊婦さんに対しては、病院から無痛分娩を勧めるケースもあるようです。
私も、ヨガの呼吸法(鼻から吸って口から出す)を意識しながら、落ち着いて出産することができました。実際にどれだけ効果があったかはわかりませんが、スムーズな分娩の一助になったように思います。
3. 赤ちゃんとの対面を余裕をもって迎えられる
自然分娩で出産した人の中には「痛みと疲労で赤ちゃんとの初対面の記憶があまりない」という声も少なくありません。
一方で、無痛分娩では体力的にも余裕があり、痛みもないために、赤ちゃんがお腹から出てくる瞬間も、目と意識をしっかりとそちらに向けることができ、赤ちゃんが出た時の感覚や、産声までしっかりと記憶に残すことができます。
もちろん、産まれた後すぐに、赤ちゃんを抱っこすることも可能です。
無痛分娩で使用する麻酔は全身麻酔ではなく、眠くならないので、「眠気で意識朦朧としている間に産まれた」なんてことにはなりません。
4. 無駄な力が入らないため、会陰の伸びが良い
自然分娩だと、陣痛に耐える中で無駄な力が入ってしまい、会陰が伸び切っていないタイミングで力んでしまい、会陰が裂けて傷になってしまうといいます。
無痛分娩では、その「無駄な力み、タイミングを誤った力み」がないため、いざ力むべきタイミング以外はちゃんと力を抜くことができるため、会陰の傷も小さいく抑えることができます。
実際、私も(お医者さま曰く)会陰の傷はとても小さく、産後1週間経つ頃には股の痛みも違和感もなくなり、普通の生活ができるようになりました。
無痛分娩のデメリット
無痛分娩を選択する上で、主に硬膜外麻酔を使用するリスクを含めたデメリットを理解しておく必要があります。
1. 麻酔チューブが誤った部分に入る可能性(全脊椎麻酔・局所麻酔薬中毒)
無痛分娩では硬膜外腔に麻酔を入れますが、まれに、硬膜外腔内の血管内に麻酔が入ってしまったり、硬膜外腔の奥にあるくも膜下腔に麻酔チューブが入ってしまう可能性があります。
しかしながら、どちらも発生確率は低いですし、少量であれば大きな影響は出にくいため、少量ずつ数回に渡って麻酔レベルの確認をしながら麻酔を投入していくことで、リスクを軽減することが可能です。(病院では通常そのような段階的な少量投与の処置を行います)
2. 微弱陣痛による分娩遷延
麻酔薬の影響で陣痛が弱くなり、分娩の進行が遅れ、陣痛促進剤を使用しなければいけなくなったり、吸引分娩になったりすることがあるようです。
実際に、私も途中で微弱陣痛になり、陣痛促進剤を使用しました。
3. 「いきみ」が感じられないことによる分娩遷延
無痛分娩では子宮口が全開してからの「いきみ」が感じにくなることで思うように力を入れられず、分娩時間が長引くことがあるそうです。
私の場合は、確かに「いきみ」の感覚が捉えにくかった感じはありますが、妊娠前にジムで行っていた「デッドリフト」をイメージして腹圧をかけてみたところ、3回いきんだ所でお腹がスッと軽くなり、赤ちゃんを産むことができました。
分娩時間は1時間足らずと短かったので、無痛分娩だからと言って必ずとも分娩が長時間になるとは限らないようです。
無痛分娩を行う産院選びのポイント
実際に無痛分娩で出産に臨む上で病院から色々と説明を受けると、同じ無痛分娩でも産院ごとにスタンスの違いがあることがわかりました。
産院を選ぶ際は、施設の充実度や入院食、母乳育児への考え方などを踏まえて検討すると思いますが、無痛分娩を考えている方は、次の2点も考慮に入れることをおすすめします。
麻酔投薬のタイミングに関する方針
無痛分娩でも、どのタイミングから「無痛」とするかについては病院ごとに方針が異なるようです。
例えば、私の産院では「辛いと思ったら麻酔を入れるの言ってください」というスタンスでした。そのため、自然分娩でのピーク時の痛みに比べると何てことないのかもしれませんが、初期の陣痛を身を以て体験した上で、「これ以上の痛みは我慢したくない!」と感じたタイミングで麻酔処置をお願いしました。
(その時点で子宮口は柔らかくなってきてはいたものの、1cmしか開いていませんでした)
産院によっては、「子宮口が○cmになってから」というような方針の所や、「完全な無痛」を基本スタンスとする所もあるようなので、ご自身が希望する無痛分娩を実現できる産院なのかは見極めた方が良さそうです。
麻酔の投薬量に関する方針
麻酔の投薬量についても、産院ごとに異なり、「無痛」ではなく「和痛」を謳っているケースもあります。
私の産院では、「麻酔処置をする段階の痛みを10とした時に、1〜3程度」の痛みをゴールに麻酔の投薬量を調整していました。
リスクがあるのは自然分娩も無痛分娩も同じ
例えば、無痛分娩には「麻酔薬の影響で微弱陣痛になる吸引分娩となる可能性がある」と書きましたが、一方で、自然分娩でも「長時間の陣痛でいきむことができず吸引分娩になった友人」のケースも紹介しました。
リスクがあるのは自然分娩も無痛分娩も同じで、出産そのものは命がけの作業です。
実際に無痛分娩を終えてみて、自分の体力・性格・環境・経済状況といった様々な観点を踏まえて、より良い出産を迎えられるように分娩方法を選択することが大切だと感じました。
マタニティマークを付けなかった理由とその結果感じたこと
妊娠前は何となく「赤ちゃんが出来たら、あのマタニティマークをつけるのかぁ」と想像していたけれど、実際にマタニティマークを貰ってみると、付けるかどうか迷ってしまったという方もいるのではないでしょうか。
私も役所で母子手帳と共に初めてのマタニティマークを受け取りましたが、結局妊娠期間を通して一度も付けませんでした。
私がマタニティマークを付けなかった理由と付けない中での妊娠生活がどのようなものだったかお伝えしたいと思います。
どれくらいの人がマタニティマークを付けている?
色々な統計がありますが、一般的に約6割程度の妊婦さんがマタニティマークを活用していると言われています。私の勤務先(都内)でも妊婦さんの2人に1人がマタニティマークを付けているような印象です。
マタニティマークは2006年に厚生労働省によって導入されましたが、その目的は「周囲が妊婦であることに気付き、配慮を示しやすくするため」です。
実際には、公共交通機関などでの配慮・サポートと得るためというよりも、「緊急時に周囲に妊婦であることが認識できるように」という意味でマタニティマークを付けている人が多いようですね。
私がマタニティマークを付けなかった理由
マタニティマーク付ける派が付けない派よりやや多数の中、私がマタニティマークを付けなかったのには幾つか理由があります。
「サポートを得る」よりも「リスクを避ける」ことを重視した
調べてみるとマタニティマークを付けていた妊婦さんの6割以上が「付けていて良かった」と感じた経験があるそうです。
妊娠生活は何がなくとも、常に「お腹の中の赤ちゃん守らなければ・・・」と不安になりがちです。そんな時、見ず知らずの人から善意の声やサポートはとても心強いし、励みになりますよね。
一方で、約1割の人が「睨まれた」「舌打ちをされた」「心ない言葉を投げられた」等ネガティブな経験をしています。中には、お腹を叩かれそうになったりと身に危険を感じるようなケースもあります。
嬉しいことに、マタニティマークを付けていて「良いこと」の方が「悪いこと」よりも圧倒的に多いのが日本の現状です。しかし、「悪いこと」が起こる可能性がゼロではないというのも、また一つの現実です。
以上を知った上で、私は「数少ない悪いケースを避けるためにマタニティマークを付けない」ことにしました。
緊急事態にはマタニティマークを「持ち歩く」ことで対応できると考えた
マタニティマークを付けないと決めた私ですが、妊娠中は普段と体調も違うため貧血で倒れて救急車で運ばれる等の緊急事態が起きないとも限りません。
そういった緊急事態において、マタニティマークは素早く妊娠中であることを周囲に伝えることができるという意味でとても有用です。
私の場合は、常にバッグの内ポケットなど取り出しやすい所にマタニティマークを入れておくことで緊急事態に備えることにしました。
役所でもらったマタニティマークに加え、産院の資料一式や雑誌の付録の中にもマタニティマークがついてきたので、利用頻度の高いポーチやカバンに常備しておきました。
自分の工夫次第で周囲のサポートがなくても安全が確保できると考えた
マタニティマークを付けないと決めた私ですが、緊急事態以外にも「通勤電車で立っている時、悪阻や貧血で具合が悪くなった時、分煙がされていない店に入ってしまった時、どうしよう」といった不安がありました。
しかし、いざマタニティマークなしでの妊婦生活を送ってみると、自分の工夫次第でこういった不安は払拭できるということに気付きました。
工夫1. 公共交通機関は余裕をもって利用
まず、公共交通機関は時間に余裕を持って利用することで、妊娠期間中も安心して電車・バスに乗ることができました。
具体的には、会社と調整して通勤時間を早めにすることで混雑を避けたり、早めに家を出て始発のある駅まで行き、電車で座れるようにしていました。また、座席が埋まっていそうなバスは見送って、次のバスを待つこともありました。
悪阻が酷かった時期は、何回か電車やバスの中で気持ち悪くなりましたが、座りながら深呼吸することで何とか乗り越えることができました。(一度だけ、吐きかけましたが・・・)
工夫2. 必要時には言葉で伝える
勇気のいることですが、お腹の中に赤ちゃんがいると思うと必要な時には声をあげられるものです。
地元の小さな喫茶店に入った際、そのお店は分煙がきちんとされておらず、喫煙中のサラリーマンのすぐ隣に案内されてしまったことがあります。
マタニティマークを付けていれば配慮されたのかもしれませんが、私は勇気を出して店員さんに妊娠中であることを伝えることにしました。
結果として、タバコの煙を避けられる席がなかったので、お店を変えることになりましたが、お腹の赤ちゃんのために「周囲のサポートを一方的に期待する」のではなく、「必要な時には自分からサポートを求める」ことの大切さを感じることができました。
妊娠生活を通して気付いたこと
実際にマタニティマークを付けない妊婦生活を送ってみて気付いたことが幾つかあります。
周囲を見ている人(妊婦・マタニティマークに気付く人)がそもそも少ない
ある日、外出時の電車が少し混んでいたのですが、旦那さんも一緒だったので「立っていても大丈夫だろう」と乗ることにしました。
すでに妊娠8ヶ月でタイトなワンピースを着ていたため、マタニティマークがなくても妊婦であることが人の目から見てもわかるような状態だったのですが、席を譲ってくれる人はいませんでした。
車内ではスマホを見ている人や寝ている人が圧倒的に多く、大きなお腹に気付く人自体があまりいないような印象でした。私以外にも「臨月になっても、バスや電車で席を譲ってもらえず、立っていた」という人は多いようです。
妊婦さんのお腹に気付かない人が多いような場所では、マタニティマークがあってもなかなか気付かれにくく、周囲のサポートを得ることは難しそうです。
マタニティマークは持っているだけでも安心
私がマタニティマークを付けず、代わりにバッグに常備するようにしたことをお伝えしましたが、これだけでも十分に安心して外出することができました。
「いざという時は大丈夫」と思えることだけでも、マタニティマークの効果はあるように思います。
マタニティマークを付けることに不安を感じる妊婦さんは、まず、カバンに入れて持ち歩ことからおすすめします。
【呑兵衛向け】美味しいノンアルコール白ワインはどれ?人気3銘柄を本音レビュー
妊娠期間中に我慢しなくてはいけない食べ物・飲み物の代表の一つはアルコールですよね。
私は妊娠前は自他共に認める呑兵衛で、妊娠報告をした時の同僚の第一声が「禁酒辛くない!?」だったこともあります。
特に白ワインが大好きで、良い事が起きた日のためにお気入りをストックしています。(今はワインセラーの中で不動在庫化していますが・・・)
そんな私が妊娠期間を乗り切るために手を出したのがノンアルコールの白ワイン。評判の良いものを調べて、厳選して購入しました。
今回はその中でも比較的満足度の高かった3銘柄をピックアップして、本音でレビューします。
レビューの前に:妊娠前のワインの好み
レビューの前に、まずは私の白ワインの好みからお伝えしたいと思います。というのも、好みの近い方には私の所感が購入検討時の参考になるかもしれませんが、好みの遠い方には「実は好き」という銘柄の買い逃しにつながってしまうかもしれないからです。
私の白ワイン選びの始めの基準は「辛口であること」です。そのため、普段からシャルドネやソーヴィニヨンブランを選ぶことが多いです。
辛口白ワインの中でも好んで飲むのが、厚みや複雑な味わいのある余韻の長い銘柄です。熟成がある程度進んだ濃いイエローのワインを目にすると胸がときめきます。
特選ノンアルコール白ワイン3銘柄
早速、私が情報収集を重ねた結果厳選した3銘柄をリピートしたい順にご紹介します。
第1位. オピア シャルドネ・オーガニック・ノンアルコール
今回ご紹介するノンアルコール白ワインの中で、私が1番リピートしたいと感じたのが、フランス産のオーガニックブドウで造られた「オピア」のシャルドネです。
「オピア」のノンアルコールワインは全てフランスのオーガニック認定を取得していて、保存料・甘味料不使用となっています。
ノーベル賞の授賞式でも提供されたことがあるそうです。
ノンアルコールワインは甘味の主張が強い製品が多い中、こちらのシャルドネは酸味や風味が感じられ、スッキリとした後味を楽しむことができました。
第2位. Vintense シャルドネ(白)
私が一番始めに手を出したノンアルコール白ワインがヴィンテンスのシャルドネです。
グラスに注ぐと、まずその「色」に期待が高まりました。まるで熟成させたかのような、ほのかなゴールド味を帯びています。
期待していたよりは甘味が強かったのですが、それでも他のノンアルコール白ワインに比べると確実に酸味やワインの風味を感じられました。
第3位. ドメーヌ・ピエール・シャヴァン ピエール・ゼロ シャルドネ
最後にご紹介するのはピエール・ゼロ シャルドネです。
一口目は「なかなか、いけるぞ」と感じたものの、正直なところ先に紹介した2銘柄に比べると、圧倒的に酸味も複雑味も足りない…。
これを飲むならブドウジュースを飲んだ方が満足度が高いかもしれないとさえ感じまた。後から知ったのですが、こちらの銘柄はシャルドネで作られたブドウジュースがブレンドされているようです。
フルーティーな強いアロマを感じることができるので、生粋のワイン好きというよりは、「ワインは苦手だけれど、周りがワインを飲んでいる時に楽しめるものが欲しい」といった方におすすめです。
番外編:スパークリングのおすすめ
白ワインと比べて、スパークリングワインは満足度の高い製品が多いように感じます。
その中でも私のお気に入りはレストランでも見かけるデュク・ドゥ・モンターニュ。
お手頃な価格ながらも本物のワインを醸造後、独自の脱アルコール製法で仕上げたというだけあり、キリッとした風味とスッキリとした甘みを楽しむことが出来ます。
有名ホテルでも採用されているというのも納得です。
ノンアルコール白ワインを試した感想
私が試した中でリピートしたいと思ったノンアルコール白ワイン3銘柄をご紹介しました。
甘口ならともかく、辛口となると、「ノンアルコール白ワインでは普通の白ワインに勝負するのは難しい」というのが私の率直な感想です。そのため、あまり期待せずに、妊娠期間中のちょっとした気分転換に取り入れるのが良いかと思います。
産休まで気付かれない!?妊娠が目立たないコーディネート
最近は出産間際までお仕事を続ける妊婦さんも多いですよね。
私も、デスクワークということもあり産前休暇が認められる出産予定日6週間前まで通常と同じように出勤していました。
幸い体調も安定していたのでトラブルなく休暇に入ることができたのですが、出勤する際の服装には日々頭を悩ませました。
というのも、安定期に入ってしばらくしてから上司や仲の良い同僚数名には妊娠のことを伝えていたものの、大多数の方には共有しておらず、何だか照れ臭かったこともあり「出来るだけ、妊娠に気付かれたくない!」という気持ちが強かったのです。
お腹が大きく目立ち始める6ヶ月頃から色々と試した甲斐もあり、産休に入る直前になっても、私の妊娠に気付く人はあまりいませんでした(あえて、私に伝えてくる人が少なかっただけかもしれませんが・・・)。
今回は、そんな試行錯誤の中見つけた妊娠中のお腹が目立たないコーディネートをご紹介します。
妊娠が目立たないコーディネート
妊娠中のファッションというとワンピースを選ぶ人も多いですが、「お腹を目立たせない」という点ではワンピースやスカートよりも断然パンツコーデがおすすめです。
お腹周りでの服の切替えや下半身のタイトなシルエットがお腹を目立たせず、全体的にスッキリとした印象を作ってくれます。
フリルトップス&パンツ
季節問わずおすすめなのが、お腹周りがフリルになっているトップスとパンツの組み合わせ。ふわっとしたフリルが自然にお腹をカバーしてくれます。
私の場合は、夏はフリルのあるブラックのノースリーブトップスにブラックスキニーパンツを合わせてより細見せを意識。少し涼しくなってからはロングカーディガンを羽織りましたが、妊娠を知っている人からも「全然わからない!」と言われていました。
オーバーサイズシャツ&パンツ
近年流行っているオーバーサイズシャツもマタニティライフの強い味方です。
テロッとした素材も可愛いですが、お腹カバーにはボディラインを出さないハリ感のあるシャツが良いと思います。
シンプルなのでアクセサリーなどで自分らしさを出すことができますし、カーディガンを肩から掛けたり、寒くなったら柄ストールを羽織るとお腹から視線を逸らすことができます。
リブなしパーカー&パンツ
カジュアルな服装での出社がOKの場合、最近よく見かけるリブなしパーカーもおすすめ。お腹周りにフィットしないデザインが自然とお腹を目立たせません。Tシャツを重ねて裾から出すことでよりお腹周りの切替えにメリハリが出ます。
ユニクロやGUといったプチプラブランドでも多色展開されているので手が出しやすいのも嬉しいポイント。
妊娠中でもファッションを楽しもう!
いかがだったでしょうか。
トップスを選ぶ際は、パンツのホック・ファスナーが丁度隠れる長さのものにすると、お腹をよりカバーしてくれます。
パンツは、お腹の大きさに合わせて、手持ち服+アジャスターバンドでも良いですし、着心地を重視してお気に入りのマタニティパンツを探すのもおすすめです。
私もアジャスターバンドやマタニティパンツは多いに活用しました。別の機会にアジャスターバンドの選び方についてもお伝えできればと思います。
妊娠中も自分らしいファッションを楽しみましょう!
マタ旅は危険?実際に行ってわかった「マタ旅を安心して楽しむポイント」
妊娠して安定期に入るとマタニティ旅行を検討する人も少なくないのではないでしょうか。
何かと我慢が多い妊娠生活、リフレッシュしたいという気持ちも強くなる一方、「安定期になってもマタ旅って危険なの?」という不安もあり悩みますよね。
今回は、私が実際にマタ旅に行ってみて感じたことをお伝えしたいと思います。
マタ旅に行こうかどうか迷っている妊婦さんの参考に少しでもなれば幸いです。
マタ旅のリスクを理解しよう
何か起こってから後悔するわけにはいきません。マタ旅に行くかどうかを決める前に、まずはマタ旅に伴うリスクを理解しましょう。
「安定期」=「早産・流産がない時期」ではない
私もきちんと調べるまで勘違いしていたのですが、安定期は「絶対に安心できる、早産・流産が起こらない時期」ではありません。
多くの場合、安定期に入る頃には悪阻も治り、妊婦さんの体調は安定してきます。赤ちゃんとお母さんを繋ぐ胎盤も完成するので赤ちゃんの状態も安定するため、妊娠初期に比べて流産のリスクが低くなるのも事実です。
一方で、安定期に入っても早産・流産にいたるケースは少なくありません。特に、旅行中は移動、食事、宿泊、どれをとっても普段と違う環境に身をおくことになり、多かれ少なかれ妊婦さんの身体に負担がかかります。
慣れない土地での緊急対応は万全ではない
自宅や勤務先の周辺と違い、旅先ではかかりつけの産婦人科のお医者さんがいないことはもとより、付近の病院の場所や連絡先、産婦人科の有無、開業時間を瞬時に思い浮かべることも難しいです。
産院が見つかったとしても受診に時間がかかったり、救急対応ができず病院をたらい廻しになるリスクもあります。
医療体制が整っている日本国内であっても、旅先では普段通りのサポートが受けられない可能性があることを理解しておきましょう。
エコノミー症候群になりやすい
安定期といえども妊婦さんの身体は、妊娠前とは異なります。
妊娠中は、赤ちゃんに血管が圧迫され血流が悪くなる、エストロゲンの増加によって血液が固まりやすくなる等の要因が絡まり合って、エコノミー症候群(血栓症)になりやすいと言われています。
また、妊婦さんはトレイが近くなるため、移動中の水分補給を控えたくなるかもしれませんが、それもエコノミー症候群を引き起こす原因になります。
私のマタ旅体験記
マタ旅に伴う様々なリスクを学んだ上で、私はマタ旅に行くことを決めました。近いところでは自宅のある都内から車で2時間程度の距離にある温泉地、遠いところでは飛行機に乗って奄美大島まで行きました。
その中で発見したマタ旅のメリットとデメリットの両方をお伝えします。
マタ旅に行った率直な感想
マタ旅に行って良かったと感じた最大のポイントは、日々の仕事や普段とは違う妊婦生活からくるストレスを解消することができたことです。
ストレスは血液循環の悪化や子宮収縮を引き起こし、お腹の中の赤ちゃんへ栄養が届きにくくなります。また、赤ちゃんの神経系の発達に影響を与える可能性があるとも言われています。
しかし、どんなにストレスを感じないように心掛けていても、イレギュラー対応や上司の無茶振りなど働いている限りはストレスは切り離せないものですし、私生活でも赤ちゃんのことを考えて多少なりとも神経質になってしまうものです。
私の場合は、そうやって小さなストレスを積み重ねていた時に、自然に囲まれた土地に行き、新鮮な空気を吸うことはとても有難いリフレッシュの機会になりました。
心から「幸せ!旦那さん連れてきてくれて、ありがとう〜!大好き〜!」と感じることで、なんだかお腹の中の赤ちゃんも喜んでくれているような気もしましたし、私自身も妊娠・出産により前向きになれたように思います。
実際に体感したマタ旅のリスク
マタ旅は素敵な時間になりましたが、リスクを感じて不安な気持ちを抱く瞬間があったのも事実です。
旦那さんも色々配慮してくれて、家から羽田空港までは自家用車、奄美大島に着いてからもレンタカー移動と最大限身体に負担がかからないように工夫しました。
そのお陰もあり、初日の体調はとても安定していて、夜眠りにつく時まで何の問題もありませんでした。
しかし、いざ眠りにつこうとすると、生理時よりも酷い腰の痛みを感じました。どんな体勢をとっても痛みはひかず、結局翌朝までほとんど眠ることができませんでした。そして、最終日まで痛みは続き、睡眠不足になりながらの旅行となってしまいました。
私は突然生じた腰痛に不安になり、時間を見つけては「妊婦 腰痛 原因」「妊婦 坐骨神経痛 整体 都内」「奄美大島 産婦人科」と検索しまくることになり、旅行をフルで楽しめたとは言い難い状況でした。
結局、旅先から帰宅した翌日には腰痛はピタッとなくなりました。何度か温泉地に宿泊した時に同じような症状が出たことはないので、恐らく気付かないうちに飛行機移動や長時間乗り物に乗っていることで身体に負担がかかっていたのだと思います。
何事もなく良かったと言えば良かったのですが、不安を感じながらのマタ旅では本末転倒とも言えるでしょう。マタ旅は安心して行けるからこそ、意味があると私は思います。
マタ旅を安心して楽しむポイント
私自身の経験から、マタ旅を最大限に楽しみ、ママとお腹の中のあかちゃんにとって意味のあるものにするためには、ママが安心して行ける旅行かどうかが重要だと感じます。
少しでも安心して行けるマタ旅とするために私が効果的だと思うポイントをご紹介します。
いざとなったら中止・中断するとパパと決めておく
マタ旅を楽しみにしているのは、ママだけではなく、パパも同じ。妊娠期間中は、パパにも普段とは違う我慢を強いることになり、パパも実はストレスを溜めていたなんてことは少なくありませんよね。
そんな状況で旅行を楽しみにしているパパに旅行の中止・中断の話をすることは気持ちが引けますが、お母さんと赤ちゃんの安全のためには、とても大事なことです。
お腹が張ったり、少しでもお母さんの体調に普段と違うことが生じた時は、旅行を注視する、宿から外出するのを止めるなど、事前に決めてパパにも理解してもらいましょう。
それだけでも、より安心できるマタ旅になりますし、旅行の楽しみよりもママと赤ちゃんの身体を優先してくれるパパの姿勢に惚れ直すなんてことも。
事前にプランを立て、緊急時のシミュレーションをする
思い付きで行先を決める旅も楽しいですが、マタ旅では事前い立ち寄り先などのプランを立てておくことをおすすめします。
妊娠中はエコノミー症候群になりやすいため、休憩が取れるスポットを事前に見つけておくことが大事です。また、事前に旅行プランを立てておくことで、行く先々周辺の産婦人科や総合病院の場所を確認し、いざという時の行動シミュレーションをしておくことができます。
私も、温泉街などに行く時は、お宿の近くに産婦人科のある病院があるエリアを選ぶようにすることで心配事を一つ減らし、よりリラックスしながらの旅をすることができました。
マタニティプランを利用する
一度試しにマタニティプランのあるお宿を利用したのですが、これがとても良かった!
温泉は大浴場ではなく部屋風呂で何か会った時にはパパが駆けつけられますし、抱き枕も用意していただき快適に眠ることができました。
そして、何より食事が安心。通常のプランの時は事前に妊娠中であることを伝えていても、生焼けのステーキが出てきたりすることが多かったのですが、マタニティプランでは食事もきちんと配慮された内容になっていました。
家での食事と違い、旅先での食事はどうしても全てを把握することが難しいので、「お宿側も考えてくれている」と思えることで神経質にならずに食事を楽しむことができました。
不安を感じながらの旅行は楽しめない!しっかり対策を!
ここで書いた3つのポイント以外にも、マタ旅をより安心できるものにするためにできる工夫は様々あると思います。
生まれてきた赤ちゃんに「お腹の中にいる時に一緒に行ったのよ」と笑顔で教えてあげられる思い出になるように、安全であることを最優先に考え、納得のマタ旅にしていただきたいと思います。
もちろん、リスクを考えて出産後の赤ちゃんとの初旅を楽しむにするのも賢い選択。あなたにとって何がベストか、パパと一緒に考えてみてくださいね。
妊娠中のめまい・立ちくらみには青汁が効果抜群
妊娠が発覚してからまだ間もない頃、つわりだけではなく、それまであまり経験しなかっためまいや立ちくらみといった症状が出てくる人もいるのではないでしょうか。
私も妊娠4ヶ月から立ち上がる時にたまにふらつくようになり、5ヶ月に入る頃にはお風呂から上がる時には、ほぼ必ず立ちくらみを感じるようになりました。
一度、外出先で真っ直ぐ歩けないほどのめまいを感じ、道に座り込んでしまった事もあります。
そんな時、別の目的のために青汁を飲むようになったところ、気付けばめまいや立ちくらみから解放され、5か月を最後に立ちくらみを全く感じずに出産を迎えることができました。
調べてみると、青汁は妊娠中のめまい・立ちくらみにぴったり!妊婦さんにおすすめの青汁とあわせて、その効果をお伝えできればと思います。
妊娠中のめまい・立ちくらみの原因
妊娠をするとめまい・立ちくらみを感じやすくなるのには、いくつか理由があります。
起立性低血圧
座った状態から立ち上がる時などに急にフラッとするのが起立性低血圧によるめまいです。
妊娠中はホルモンの変化で血管が拡張しやすく、血圧が下がりやすいのですが、そこに立ち上がったり、お風呂に入ったりして血管がさらに拡張すると、脳の血液量が低下して脳貧血を起こします。
私はまさにこのケースでした。
鉄欠乏性貧血
妊娠さんは胎盤を通して赤ちゃんに栄養を送りますが、鉄分も例外ではありません。妊娠中は、お腹の赤ちゃんに優先的に鉄分が送られます。
このため、妊娠中は鉄分が不足する鉄欠乏性貧血になりやすく、めまいや立ちくらみといった貧血の症状を感じることがあります。
つわりによる脱水症状
つわりの症状は人それぞれですが、中には何も食べられるず、嘔吐を繰り返してしまう人もいます。
食べ物から水分摂取ができなかったり、度重なる嘔吐により脱水症状になってしまい、その結果めまいを生じることがあります。
青汁がもたらす健康効果
立ちくらみに悩んでいた頃、フェイスエステに行った際にエステティシャンの方から「お肌に糖化の症状が出ているから」と抗糖化作用のある青汁を紹介されました。
言われるがままに勧められた青汁を飲んでいると、お肌への作用よりも先にめまい・立ちくらみへの効果を実感し始めました。毎日あったお風呂上がりの立ちくらみがピタッとなくなったのです!
調べてみると、青汁は妊婦さんのめまい・立ちくらみを抑える健康効果がありました。
血液さらさら効果と低血圧改善
青汁に含まれる食物繊維は血液をサラサラにし、さらに、食物繊維は腸のぜん動活動を活発化することで体内の血液循環を改善します。
その結果、脳の血液量低下(脳貧血状態)を回避することでめまい・立ちくらみを抑えることができます。
鉄分を含めた栄養不足解消
青汁には食物繊維のほかにも、葉酸を含めたビタミンや鉄分を含めたミネラルなど豊富な栄養素が含まれています。
鉄分を摂取することにより妊娠中の鉄分不足が解消されることはもちろんですが、青汁に含まれるクロロフィルという成分は、体内で新しい血液を作る機能を向上してくれます。
クロロフィルは貧血予防と改善にピッタリの栄養素なんです。
アンチエイジング・美肌効果
老化の一つの原因となるのが活性酸素です。活性酸素は体内の細胞をサビつかせて老化を引き起こします。
青汁には、その活性酸素の働きを抑える抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンA、C、Eが含まれいて、活性酸素によるサビを最小限に留めてくれたり、既に受けてしまったダメージを回復したりします。
また、青汁の食物繊維は多くの妊婦さんを悩ませる妊娠中の便秘を解消し、美肌に導きます。
妊婦さんにおすすめの青汁
青汁といってもスーパーでよく目にするものから通販でしか買えないものまで色々ありますよね。
私が実際に飲んでいる青汁も含めた妊婦さんへのおすすめをピックアップしてみました。
MAJOR「青汁PLUS(+)」
私がエステティシャンの方に勧められた抗酸化に加えて、抗糖化作用もある青汁になります。
通常の青汁と同じ大葉若葉をベースとして、ドクダミやセイヨウサンザシといった体の糖化を抑えてくれるハーブが配合されています。酸化が「サビ」なら、糖化は「コゲ」と言われていて、どちらも老化現象を引き起こすので、抗糖化作用のあるこの青汁PLUS(+)は本当におすすめです!
国産・無農薬の大葉若葉やよもぎを使用しているので、妊婦さんでも安心して飲めますよ。
欠点は、一般販売されておらず、サロン専売品になっているということ。私は通っているエステサロンやメルカリで購入しています。
MAJOR 青汁PLUS(+) 30袋 | 【公式】株式会社エクシーズジャパン | エステ商材ONLINE STORE
ナチュラルサイエンス「桑の葉フローラ青汁」
通販で手に入る妊婦さんへおすすめ青汁が、ナチュラルサイエンスの桑の葉フローラ青汁です。
この青汁は、産婦人科医協力のもと妊娠中や赤ちゃんも安心して摂取できるように開発されています。ノンカフェインですし、味もまろやかで飲みやすいですよ。
整腸作用のあるベビーオリゴや乳酸菌を配合して、妊婦さんの悩みである便秘にも大きな効果が期待できます。
女性のお悩みを解決!乳酸菌とオリゴが入った【桑の葉フローラ青汁】 | 低刺激スキンケア基礎化粧品のナチュラルサイエンス
不安な時はお医者さんに相談を!
めまい・立ちくらみに悩む妊婦さんがいれば、ここでご紹介したものでなくても、無農薬の大葉若葉やよもぎを原材料としているノンカフェインの青汁を選んで是非試して頂ければと思います。
また、私の場合は青汁を飲み始めることで自然とめまい・立ちくらみが収まりましたが、妊婦さんの身体はいつ何があるかわからないものです。気になったらかかりつけの産婦人科を受診するようにしましょう。